皆様、公私ともにメールや電話でのご心配頂きまして、ありがとうございます。
さつはありがたくも浅草にて無事に過ごしています。
カリカチュア・ジャパンの仲間達も全員無事です。
2日前の最初の大きな揺れから2夜が過ぎ、回数は減りはしましたが未だに東京でも時折余震があっています。
ニュースで流れている東北地方の悲惨な映像を見てとても心苦しくなります。津波、倒壊、地割れ、土砂崩れ…実際に直面した方達がどんなに恐怖だったろうか、どんな痛みだっただろうかと思うと、心がえぐられるようです。
浅草寺周辺、伝法院通りから西浅草の私の行動範囲では目立った倒壊はありませんでした。しかし11日は大きな揺れが続き、余震も翌明け方まで続き、TVの速報の音にビクビクしながら知人たちと夜を過ごしました。
浅草本店は12日、閉店時間こそ19時に早めさせていただきましたが、11時から開店しました。
こんな日に絵を描きに来る人なんていないだろうと思いながらおりました。しかし驚いた事に、開店してみると、本店は込んだりこそしませんでしたが、あまり大きく空かずにお客様が来てくださいました。
「今日しかないんですー!」とホワイトデー用にカリカチュアを求めてきてくださったお客様。普段からうちのお店をご覧になっていたけども混雑具合から敬遠されていたお客様。この春の上京にそなえて仙台から物件を探しにこられていた学生さん。お友達へのお誕生日プレゼントをオーダーしていただきました。このような状況で、予定どおりに仙台へ戻ることができずにいらっしゃったそうです。そして、お誕生日に毎年うちで描かれてくださるお客様…。
「こんな非常事態に絵の店で何ができる?」
ビジネス的にも、稼働と利益で考えてしまえばきっとマイナスなのかもしれません。
しかし、こんな非常事態だからこそ、まだ被害が少なかった浅草にいるからこそ、私たちだからこそ出来る事があるのではないか。カリカチュアを通じて、何か出来ないか。目の前にいる人たちへ、何か貢献出来ないか。
気休めでも良い、ホッとすること、絵をみてすごい!と感動してもらうこと、「面白いもの買っちゃったね」と笑顔になってもらうこと、小さな事かもしれませんが提供側として嬉しく思います。
この一連の地震にて被災された方々に心からお見舞いを申し上げ、
一日も早い復旧、回復をお祈り致します。
義援金や節電など、出来る事を心がけましょう!